ジュエリービジネスプロデューサー 佐藤善久です。
ブライダルジュエリーでよく使われる素材に PT900とPT950があります。
その違いは 純度の違いです。
純プラチナはPT1000という単位です。
それに5%の混ぜ物をしたものが PT950
10%の混ぜ物をしたのが PT900になります。
金は純金が ジュエリーで使う18金より 高い値段です。
しかし 今は純プラチナのPT1000より PT900のほうが実は高いんです。
それはPT900にする為のその混ぜ物に パラジウムという金属を使う為なんです。
そのパラジウム 今はプラチナより高い相場なので 純プラチナ(PT1000)よりPT900の方が高いんです。
したがって PT950よりもPT900の方が 高い値段になります。
意外ですよね。
因みに 昨日金曜日の 大手地金商が発表した1gあたりの相場は
プラチナ 1gあたり4,208円(税込み)に対して パラジウム 1gあたり 8,315円
2倍弱 パラジウムが高いんです。 それを10%も混ぜている PT900は PT950や純プラチナよりも高い値段なんです。
そもそも なぜ 金にしてもプラチナにしても 混ぜ物をするのか?
それは ジュエリーにするのに加工しやすい硬さや仕上げが出来る硬さを出す為なんです。
純金や純プラチナのジュエリーも存在はしますが 一般的ではないですね。
それには柔らかすぎてもジュエリーの形状を維持しにくいということが上げられるからなんです。
PT900とPT950 どっちが高級???という事ですが 素材の純度としてはPT900よりPT950 の方が高級 そして 現時点の1gあたりの価格という点では PT950よりPT900の方が高級という事になります。
デジタルジュエリー®ファクトリ及び デジタルジュエリー®秘密基地 株式会社デジタルジュエリーのジュエリーは 特別なオーダー以外は PT900を使用してジュエリーをお造りしております。