ジュエリービジネスプロデューサー 佐藤善久です。
ジュエリーに限らず これからのモノづくりには3D-CADでの設計と3Dプリンター等の出力装置の活用は不可欠です。
でも実際にどのように活用したらよいかまだまだわからない方も多いのも事実。
そこで 専門分野のジュエリーで こんな活用方法があり 効果が得られますよという内容をまとめてみました。
ジュエリービジネスにおける3D-CADと3Dプリンターの活用の5つの効果
1・ 時間の短縮
・3D-CADでジュエリーデザイン デザインにもよりますが30分程度
(結婚指輪など5分程度)
・樹脂原型製作 <B9Creator ver1.2による3Dプリント>
・↓指輪を立てて3Dプリント約4時間 ・↓指輪を寝かして3Dプリント 約 40分
造形時間は造形テーブルに乗っているデザインの一番高いものの時間になります。1個 4時間の造形時間のかかる指輪が6本あっても4時間で造形できます。
横に寝かしても良いデザインのものは 高さがない分 造形時間が短いです。
写真右の指輪が横に1個のものは約35分です。
また手作業では複雑なものでも 3D-CADでのジュエリーデザインと3Dプリンターならかなりの時短です。 この3Dデザイン 約30分(3D-CADソフトJCAD3 GLB使用)
この唐草模様があるペンダントは造形時間 約1時間
デザインから樹脂原型の3Dプリントまで 2時間かかりません。
また活用補法として 退社時間までに3Dデザインを仕上げて退社時に3Dプリントをスタートして帰れば造形テーブルに乗る分のジュエリーが朝までに出来上がっています。
2・コストダウン効果
B9Creator Ver1.2を使った3Dプリントの指輪1個当たりのランニングコストは約100円です・ (樹脂代・電気代等 B9Creator Ver1.2本体価格は含まれていません)
3.3D-CADによるデザイン効果
・体積計算から金地金への重さに変換できるので見積もりが容易になる
<拡大>
4 サイズ展開効果 バリエーション効果
・全周にデザインがあるフルエタニティーリングなどはリングサイズごとに 原型が必要。
それを手作業で同じように作るのは大変 しかし 3D-CAD(JCAD3 GLB)でのジュエリーデザインなら容易 さらに3Dプリントすることによって樹脂原型のコストダウン
また同様に ペンダントから コピー縮小&コピー反転を使いピアスパーツを作るなどのバリエーション効果も容易
5・見積もり効果
3D-CADでデザインの後 レンダリングソフト(nStyler)を利用することで 見積もり時に効果を発揮
例1・イメージ膨らむ完成予想図が 簡単に作成できる(すべてCG)
それを使い オーダー・リフォーム時の不安解消効果が得やすい
また ホームページ上で360度見渡せるバーチャルジュエリーを作成することも可能
PCならマウス スマホなら指先で指輪を廻せます。 ↓
そしてこちらが 上のリングの完成品(実物)
また明日 5つの活用について書きます。
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